介護関係の・・・。
あいもかわらず久しぶりのブログです。
今回の報告は、
『車いす』での出入りについてです。
あるお客様から、
“車いすが玄関から入れるように床を作ってほしいんやけど”
最初はどういうことかわからなかったのですが、
現地で
ケアマネージャーさんに確認すると、
現在、玄関土間から
約30CM高低差のある下段板の高さに
車いすが方向を変えるために回転することのできる
ステージがほしいんです。とのこと。
ステージだけなら問題ないのですが、そこへ上がるための
スロープが必要で、
当然ながら、完全に設置してしまうと他の家族があがりにくくなってしまう・・・。
で、今回考えたものが ↓
↓
ステージ
↓
同じくステージ
何かが違うのわかります?
実はスロープを床下に収納しているんです。
↓
スロープ設置状態
↓
スロープの裏側はこんな風になっています。
↓ スロープをフックに引っ掛ける直前
↓ スロープをフックに引っ掛けた状態
このように
取り外し可能にしておき、
使わない時は
↓ 床下へ収納途中
↓ 1枚は完全に収納
こうやって見るとなんて無いことですが、
床の框部分(側面)についているフックは、
荷重がかかった時に、木(この框は桧です)がめり込むことのないように、
裏側にはフックの金物の上下に挟み込むようにL型の金物を取り付けています。
表からは全然わかりませんが、その部分の加工に
大工さんは苦労していました。
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