環境&ブログ担当 No.6 澤田
社長が 仕事納め宣言したのですが・・・。
お正月明けに、建築の相談にお見え頂くことがよくあります。
そこで、滋賀県でも こんな家づくりが出来ますよぉーという参考にと思いまして・・・。
お正月にのんびりご覧頂ければ幸いでございます。
いや 実は マルトのHPのリンクが 右サイトの下の
企業から樹業へ の
詳しくはこちらを クリックして頂くと下に小さくあるのですが、PCの環境によって見えないと判明しまして…。
マルト HPはこちらです。
お正月に ゆっくり、たっぷり お楽しみ下さいませ(笑) (もうすぐ、このHPは改造します)
さて この上の写真の木は、今年 2007年秋の伐り旬の新月にあわせて 多賀町一之瀬で伐採した樹齢115年の杉の木です。
実際に、山に行って写真を撮ってきたのですが、とても 美しい木でした。
私が言うのも変ですが 「この木で家を建てられる人がうらやましぃー」と 心底 思いました。
100年かかって日本の気候風土で育った木は、使い方さえ間違えなければ建築材になってから100年以上持ちます。
今は、当たり前にあると思っている日本の森林ですが 世界の森林資源は 少しづつ貴重になりつつあります。もちろん、化石資源は言うまでもありません。
これから建築される住宅は 未来の子供たちの置かれている環境も考えながら 直しながら 長く 住みつなげられるようにしなければならないだろうなぁと 最近 つくづく感じています。
そのような未来の環境も大切なのですが、実は 以前に私の育った家の柱が 樹だった時に「生えていた場所」を父に教えてもらい とても感動したことがあるのです。
その家は、祖父が山から木を出し、製材して建てたのですが なんだかポワーンと胸が熱くなり 祖父に感謝し、「家族」のつながりというのを実感しました。こんな体験をお施主さまにも して頂けたらなぁと その時 思いました。
それから数年後、ご縁があってお施主さまのお祖父様が植えられた木で家を建てた「0(ゼロ)から始める家づくり」に取組むようになりました。
詳しい経過は、こちらを
左サイトの写真のピンナップの中の森(米原市)の写真の木で上の家を建てました。
シンボルになる丸太の柱は、若いお施主さまとお父上で木の皮をむいて磨かれました。伐採した後は、お施主さまと一緒に植林をしました。(「滋賀こだわり住宅 奨励賞」受賞)
何か一つでも 家族のあかしが感じられる「家づくり」をと 私たちは心がけています。
このブログのタイトルにあるように、それぞれの家族に「物語り」が生まれてきます。
一番上の写真の大きな木は、これから 天然乾燥させます。
柱として使えるのは、もう少し先です。
この木は、あなたの山の木ではありません。
でも その木が柱になった時 育った場所を知っているというのは とても素敵なことだと思いませんか?
お子さんと 一緒にたずねることもできます。
近江の森の木で「家を建てる」意味が ここにもあります。
ちゃんと 生えていた場所がわかるように 印をつけておきますね。
ちなみに、「0から始める家づくり」のお家は 近くの山の木を使っているので 輸入材を使った場合と比べると 輸送時に排出されたCO2が少なく、現在の日本の各家庭の二酸化炭素削減目標値(-6%)を 48年分 クリアされた事になります。
地球環境にも、とてもいいのです。
順次 ブログにも 色々な「家づくり」の物語をUPして行きますね。
では、 よいお年をお迎え下さいませ。