秘密の 栃の木リビングテーブル
2010年06月24日
F邸 赤と青の衝撃 シンプルモダンな樹の暮らし
No.6 澤田順子
No.6 澤田順子
今週末 6月26日(土)27日(日)と
開催させて頂く 完成現場見学会
チラシは、土曜日に入りますが 地域が限定されていますので
ぜひ こちらを クリック して ご覧くださいね。
「光溢れるリビングとムクの木のモダンな家」
チラシと同じPDFが 一足先に ご覧いただけます
実は、今度のチラシにも 今までのブログにも登場していない
のですが 下の写真の真ん中の板 栃( トチ )の木で
オリジナルのリビングテーブルを製作しました
ちなみに 左が 栗。 右が、お茶などをたしなまれる方は ウホウホ言いたくなる「黒柿」です。
では 栃の板のアップを
写真では、キラキラ感が出ていませんが
この栃の木には、とても きれいな 模様が入っています。
3Dのように 波打って見えますが 平らなんですよ。
普通の木目とは違い 偶然に出来る模様を 「杢( モク )」とい言います。
この栃の木には、縮み杢( ちぢみもく )・ リップルマーク(さざ波のようなちいさな模様)が入っていています。
「栃の絹肌」とも 言われて とっても繊細で 触っても とても心地よいのです。
「無垢の耳付き( 木の端の部分)のテーブルが
絶対ほしいーーー。でも 軽くねっ」 とおっしゃる 奥様と
「ディスプレイが出来るテーブルがほしいー」という
ご長男の希望をかなえるべく キレイな杢の板で
デザインしたのが こちら
ちょっと 作業の途中の写真で申し訳ないですが・・・・
実物は、ぜひ 見学会でご覧下さいね
実はちこっと 色々工夫しているのです。
「木」が 「反る」と書いて 「板」
最近のお家は、気密性や断熱性が向上しているので
とても室内が乾燥して 無垢の木にとっては
家が出来てから しばらくは とても過酷な状態になります。
もちろん 乾燥した木を使うのですが 自然界では
あまり 木が体験した事がない乾燥した状態になると
収縮しやすくなってしまいます。
更に、栃の木は 幾分 反ったり曲がったりしやすいらしく
私自身 無垢の栃の板にディスプレイ用のスペースをつくるのは
初めてなので 大工さんと相談して 構造を決めました。
裏から 見るとこんな風です。
組み立てると 下のようになりますが・・・ 接着剤を使っていないのです。
木の呼吸に合わせて ある部分が動いても 吸収出来る構造や
将来も ずーっと使って頂きたいので 直せるつくりを
心がけました。
ちょっと マニアックですが 下の写真は 反りを止める為の
「吸い付き桟」あるいは「蟻桟」をかねつつ
すっきり納める為に ディスプレイスペースの枠にも
なっています。
これは コマ留めという方法てす。
しかし、ちゃんとした所で 修業されてきた大工さんて
色々な事ができるのですねー。
人工でつくったものは 新しい時が一番美しいのですが
無垢の木は 日を追うごとに味わい深くなって どんどん
よくなっていきます。
この 栃の木は アメイロになります。
このテーブルとも 一生のお付き合いになりそうです。
久しぶりにブログを書いたら 長くなってしまいました。
すみません
ほんと 世界で一つの F様のためのリビングテーブルです !
喜んで 頂けるかなー。
開催させて頂く 完成現場見学会
チラシは、土曜日に入りますが 地域が限定されていますので
ぜひ こちらを クリック して ご覧くださいね。
「光溢れるリビングとムクの木のモダンな家」
チラシと同じPDFが 一足先に ご覧いただけます
実は、今度のチラシにも 今までのブログにも登場していない
のですが 下の写真の真ん中の板 栃( トチ )の木で
オリジナルのリビングテーブルを製作しました
ちなみに 左が 栗。 右が、お茶などをたしなまれる方は ウホウホ言いたくなる「黒柿」です。
では 栃の板のアップを
写真では、キラキラ感が出ていませんが
この栃の木には、とても きれいな 模様が入っています。
3Dのように 波打って見えますが 平らなんですよ。
普通の木目とは違い 偶然に出来る模様を 「杢( モク )」とい言います。
この栃の木には、縮み杢( ちぢみもく )・ リップルマーク(さざ波のようなちいさな模様)が入っていています。
「栃の絹肌」とも 言われて とっても繊細で 触っても とても心地よいのです。
「無垢の耳付き( 木の端の部分)のテーブルが
絶対ほしいーーー。でも 軽くねっ」 とおっしゃる 奥様と
「ディスプレイが出来るテーブルがほしいー」という
ご長男の希望をかなえるべく キレイな杢の板で
デザインしたのが こちら
ちょっと 作業の途中の写真で申し訳ないですが・・・・
実物は、ぜひ 見学会でご覧下さいね
実はちこっと 色々工夫しているのです。
「木」が 「反る」と書いて 「板」
最近のお家は、気密性や断熱性が向上しているので
とても室内が乾燥して 無垢の木にとっては
家が出来てから しばらくは とても過酷な状態になります。
もちろん 乾燥した木を使うのですが 自然界では
あまり 木が体験した事がない乾燥した状態になると
収縮しやすくなってしまいます。
更に、栃の木は 幾分 反ったり曲がったりしやすいらしく
私自身 無垢の栃の板にディスプレイ用のスペースをつくるのは
初めてなので 大工さんと相談して 構造を決めました。
裏から 見るとこんな風です。
組み立てると 下のようになりますが・・・ 接着剤を使っていないのです。
木の呼吸に合わせて ある部分が動いても 吸収出来る構造や
将来も ずーっと使って頂きたいので 直せるつくりを
心がけました。
ちょっと マニアックですが 下の写真は 反りを止める為の
「吸い付き桟」あるいは「蟻桟」をかねつつ
すっきり納める為に ディスプレイスペースの枠にも
なっています。
これは コマ留めという方法てす。
しかし、ちゃんとした所で 修業されてきた大工さんて
色々な事ができるのですねー。
人工でつくったものは 新しい時が一番美しいのですが
無垢の木は 日を追うごとに味わい深くなって どんどん
よくなっていきます。
この 栃の木は アメイロになります。
このテーブルとも 一生のお付き合いになりそうです。
久しぶりにブログを書いたら 長くなってしまいました。
すみません
ほんと 世界で一つの F様のためのリビングテーブルです !
喜んで 頂けるかなー。