近江の森の樹
2008年02月23日
環境担当 No.6 澤田順子
昨日、打合せに東近江 八日市に向かう途中、半時間ほど
遅らせて欲しいと電話があって それならば・・・と
以前から気になっいた看板「樹の博物館」に寄ってきた。
材木屋さんである。
上の写真は、いわゆる 「樹のお品書き」のようだ。
土山 若宮八幡 の椋(ムクノキ) とあるように ほとんどが県産材だった。
テカットとしているのは、割れ止めが塗っているからなんです。
それにしても、最初はまっすぐ製材しているのに
乾かしていくと こんなにゆがんでしまうのねぇ。
樹の力って すごい。
右側が 樹の外側。外側は 伐った時に水分が多いので
乾燥すると 縮む率も高くなるのです。
こうやって 長い間 天然乾燥させて ゆがんだり そったり
させるだけさせてから もう一度 製材して 製品にするんのです。
すると 製品になってからも長く使えるんですね。
この椋(ムクノキ)は、近江商人にはかかせない「天秤棒」の材料に使われていた木で 木 に 京 と書く。
京 というのは 硬いという意味もあるらしい。天秤棒にした位なのでスペシャルに硬い木なのだろう。
杉やヒノキだではない「近江の森の樹」の活かし方。
まだまだ ありそうですねぇ。
教育委員会のサイトの「かたりべ」に
永源寺で 天秤棒を作っていらっしゃった 辰巳さんの
お話が載っています。
新月伐採の伝承が 近江の森にもあったんですよ。
におねっと 「棒屋」